静岡県内の行政機関の制作実績
行政の職員として誰もが思い浮かべることができる業務から、自治体ってそんな仕事をしていたのか!と驚くような業務まで、幅広い内容の業務体感グループワークを導入されています。
多数のラインナップを揃え、行政の仕事の魅力を伝えることや的確な人材の確保に役立てています。
課題
- 今まではエントリーシートや筆記試験、面接などにより人物を評価していた。
- 多くの人と関わる仕事であるため、コミュニケーション能力を高い精度で見定める必要があった。
課題の分析
- 行政の仕事においては、市民の方や民間・公共の関係者と幅広くコミュニケーションを図る場面がある。そのような場面で相手の話をよく聴き、「自分の意見を分かりやすく、丁寧に伝えられる人材」を積極的に採用する必要性が高まっている。
ゴールの設定
- 実際の業務で必要とされるコミュニケーション能力を測る採用選考コンテンツにする。
- 受験者のありのままの姿や特性が観察、評価できる採用選考コンテンツにする。
コンテンツ概要
- 対象:新卒から既卒まで幅広い受験者
- 用途:採用選考
- 実施時間:2時間程度(コンテンツにより2つのテーマを組み合わせて実施)
- 運営人数:司会1名+2チームにつき選考官2名(1チーム4名程度、1名の受験者を2名の選考官が採点)
コンテンツ内容
- 業務上、直面するテーマに対して会議が行われる。
- 会議に参加する4名前後のメンバーには所属部署などの役割と会議での目的が与えられる。
- 前半は部署の目的を達成するため、他のメンバーに説得力を持って主張する時間。
- 後半は全体最適視点で、会議の結論を導き出すための合意形成の時間となる。
創作株式会社を選定した決め手
- 過去に採用選考で創作株式会社のパッケージコンテンツを利用したところ、参加者から「面白かった」「選考であることを忘れて夢中になった」という声があった。
- その際に選考官からも「受験者が飾らずに参加してくれるため、受験者の”素”の部分を見ることができた」と評判がよかった。
- 2年目以降は受験者のコミュニケーション能力を判定するとともに、実際の自治体の取組に焦点を当てた内容とすることで、受験者に自治体に関する理解を深めてもらうものを独自に開発することになった。
懸念点
- 開発前に思っていた懸念
- リアルなテーマを取材に基づいて作り上げることが売りと聞いていたが、どれほどリアルに作り上げられるのか。
- 「体感をリアルにすること」と「選考のしやすさ」や「魅力付け」は両立するのか。
- 懸念は最終的にどうなったか
- リアルなプロジェクトや業務内容について、白熱した議論が繰り広げられるため、選考はとてもしやすいものになった。
- 結論を決める必要があり、そのための論点は明確だが、簡単に答えが出ない点が良い点である。
- また、導入ストーリーやエンディングストーリーによって、行政の取組の意義まで伝えることができるため、受験者に対し自治体の魅力付けにつながっている。
- 開発前に思っていた懸念
ツール導入後 人事担当者の声
- 実際の行政テーマに即したリアルな会議で、活発な議論が展開されるため、評価がしやすい。
- コミュニケーション能力を測るだけではなく、課題に対しての積極性や理解力といった点を総合的に判断できている。
- また、テーマが取材に基づいたリアルな内容であり、行政の積極的な取組を伝えることができ、自治体や仕事内容の魅力付けにつながる。